日   時 2012.4. 1(日) 10:40〜15:00
場   所 伊太祁曽神社
参 加 人 数 19名
テ ー マ 『木の神を詣でる…』
案 内 人 伊藤 正夫氏 伊藤嘉材木店代表



伊太祈曽駅・改札口に集合
本殿祭
奥宮司さんからの説明
貴志駅舎前で記念撮影
たま電車
  今回は、「木の神を詣でる…」をテーマに、和歌山市東部に鎮座する木の神様=伊太祁曽神社と、紀の川市のたまの駅長で有名な貴志駅を探訪しました。
  まずは、「木祭り」が執り行われる伊太祁曽神社へ…。木祭りは木に感謝するお祭りとして、毎年4月の第1日曜日に挙行されます。全国の木材業者の方々も多数参列する中、宮司以下の神官が雅楽の音色も荘厳に参進します。 祭典では、日頃の木々への恩恵に感謝し、木材業界を始め、参列者の健勝を祈る祝詞が奏上されました。
  その後、案内人の伊藤社長に「いのちの水」、奈良時代の初期のものと云われている「横穴式の石室古墳」などを案内していただきました。境内山中の井戸より湧く水は、古来より 「いのちの水」と呼ばれて、 病人に飲ませると活力を得ると伝承されているそうです。
  また、伊太祁曽神社の奥宮司さんからも神社の由来について説明をいただきました。
伊太祁曽神社は続日本紀の天武天皇の大宝2年(702年)に書物への記載が始まり、寛永記の和同6年(713年)には現在地に鎮座したとあります。
  ご祭神は五十猛命・大屋毘古命・大屋津姫命・都痲津姫命ですが、素戔鳴尊命が高天原から天下る際に持参した木の種を大八洲国(日本)に蒔くよう、息子神の五十猛命(イタケルノミコト)に命じたそうです。「木の俣くぐり」には大屋毘古神(オオヤヒコノミコト)が木の俣を利用して大国主命を助けた神話に因んで、この穴を潜り抜けると災難を免れると言われ、厄除けの神様としてもお参りする方も多いとか…。
  境内では既に、世界チャンピオンの城所啓二氏によるチェンソーカービング実演奉納が行われ、来年の干支「巳」が一時間余りで見事に彫り上げられました。
  その後は、お待ちかねの餅撒きですが、境内はこれを拾う人々で満杯です。初めての体験に加え、競争が激しく、残念ながら一袋も確保できませんでした。
  続いて、猫のたま駅長さんで話題沸騰の貴志駅へ…。
駅に着くや、獅子舞とお御輿がお出迎え…。残念なことにお目当ての「たま」駅長は日曜日のためにお休みとか…でも、「にたま」伊太祈曽駅長が交代で勤務に就かれていました。
当日は、近くの大国主命神社でもお祭りが執り行われていました。   最後に、猫の顔を真似た駅舎前で記念撮影をし、三々五々ユニークな「たま電車」や「おもちゃ電車」に乗って帰路につきました。
  桜には少し早かったのですが、素晴らしいお天気のもと、総てが初体験の地元文化に触れ、乗客の減少に悩んだ「わかやま電鉄」の取り組みに感動し、大変有意義な一日となりました。
文/新井律子

第130回セミナーに参加して。

  夫婦で久しぶりに参加させてもらいました。
お天気も前日とはうって変わって言うことなしの晴天、セミナーにもってこいの日曜日でした。
  集合場所に行くとやはり暮研の会員の皆さんは知的な感じの方ばかり、そこにこんな私ら夫婦二人の参加です(笑いますが一応会員です)。
  目指すは伊太祁曾神社へ。歩いて5分ぐらい。
その日はグットタイミングで「木祭り」が執り行われる日、そしてチェーンソーワーキングで来年の干支のみいさん(ヘビ)を作りあげていくそう。
  境内では材木のお仕事をされてる伊藤さんのはからいで直接宮司さんから伊太祁曾神社についてのお話を聞くことができました。そのお話がまたびっくり!!なんです。宮司さんはこの日特にお忙しい中だったので時間も5分程なのですが、歴史が全くにが手な私でも"へえーなるほど"とうなずくぐらいよくわかるお話で。終わった後主人に「めっちゃようわかる話やなあ、宮司さんの話」って小声で言うと、「あたりまえやろ!!プロなんやから」とビシッと一言でした。
  また、伊藤さんに案内してもらった"いのちの水"の井戸へ向う道は静かで神秘的、今回このお水を口にようしなかったので、次回は空のペットボトルを持って行って少しおすそ分けしてもらおうと思ってます。
  次は古墳。古墳って遠くから見て、あの木が繁った小高い所が古墳やねえって見るものやと思っていました。が、何とその古墳の上を歩いてました!!古墳の入口の扉からよーく中をのぞくと石室のような、そうでないような…。こんなの見たのも初めてです。
  さあお昼ごはん。
朝から頑張って作ったちらし寿し弁当。ほんまに久しぶりです、自分達の為にお弁当を作るやなんて。晴天でお日様ぽかぽか、真新しく作られた木のベンチと、これだけ条件そろえば何ぼ料理がにが手な私が作ったお弁当でも…おいしいんです。食べながら笑ってしまいました。おまけに座ったベンチの前の出店が甘酒屋さん。「どーですかあー甘酒」とずーと耳に入ってきて、これまた私達も大好きなので1人2杯ずつ買って飲みました。味は最高、堪能したお昼のごはん時でした。
  そしてクライマックスのお餅まき。
お餅まきというのに参加したことが今までなかった私達。事前に津島さんから"下を見てるととれるそうですよ"というアドバイスをもらったのを思い出して、私は下を、主人は両手を上げてバンザイの姿勢で、何と5袋GETです!!もうびっくりびっくり。途中大きな円盤みたいなお餅が飛んできて、"あっ、とれる"と思った瞬間、前のお姉ちゃんの勢いが…。ここは年の功、心やさしくおゆずりしました。
  次ぎはテレビでも話題になった猫の駅長と猫の顔をした駅舎を見に移動。この日は"にたま"ちゃんでした。改札を出て駅舎を見て驚き、ほんまに駅舎が猫の顔になってます。「すっごい、これお金かかったやろねえ」と現実的な私ら二人でした。
  今回のセミナーは初めてづくしで、驚き、感動、大笑いありでほんまに楽しい1日となりました。暮研のスタッフの皆さん、会員の皆さん、お疲れ様でした。またお会いしましょうね。

追伸。
  チェーンソーワーキングで大勢の方が集中して見られている間に二人こそっと木をくぐりました。木の穴につっかえたら恥ずかしいので皆の見てぬ間に。二人ともOK!くぐれました。
そして5袋GETのお餅、何か御利益ありそうでお味噌汁に入れたり、焼いてのりでまいたり…大事によばれてます。
岸和田市在住 梅本仁美氏 51歳(OB・OG倶楽部会員)


  ふとしたきっかけで、津島さまとお会いする機会を設けてもらった際、津島さまのお話と同席された新井さまの親しみやすい人柄などに惹かれ、今回初めて参加させていただきました。
  今回は、『木の神を詣でる・・・』というなにやら神聖なテーマと同時に有名になった『ネコの駅員さん』を訪ねるというおまけもついていたので楽しみに参加させていただきました。

   当日は前日とは打って変わり、すばらしい天気に恵まれ、記念すべき初参加日和となりました。
普段車での活動が中心の私にとっては電車に乗っての一日自体がとても新鮮な小旅行なのですが、
実はこれが予想外の感動の小旅行のスタートでもあったのです。

  吹田の自宅を出発していざ和歌山へ、一時間程度の電車の旅で和歌山駅に到着。そこでわかやま電鉄に乗り換えることに・・・。
まずは、乗り換え窓口でちょっと感動。単なるホーム移動ではなく、乗り換えのホームにはまるで別世界の入り口を思わせるような小さな改札窓口と笑顔の女性がお出迎え。購入した切符はバスの回数券のような予想外のものでした。そしていよいよ電車が到着。到着した電車は一目見て『かわいい』と誰もが声を出しそうになる塗装をしたものでした。
電車の外には『OMODEM』の文字、それはまさに『おもちゃの電車』と一目で納得でした。
車内に入ってさらにビックリ。シートは子供用の椅子のイメージ、見渡すとガチャガチャはあるわ、いろんな小物は飾ってあるわまさに『OMODEN』。
そんな電車に揺られること十数分、待ち合わせの伊太祈曽駅へ到着。初対面ではありましたがみなさん感じのいい方ばかりで改めてこの会の良さを感じることが出来ました。
駅から歩いて5分程度でお目当ての伊太祁曽神社に到着。当日は『木祭り』の開催日ともあり予想以上の人が来ていました。
目の前で見た『木祭り』でのさまざまな儀式には人の暮らしと木の関わりの歴史や重要性が感じられとても神聖な気持ちにさせてもらい心が洗われるようでした。
  一通りの見学の後、昼食を兼ねたフリータイム。近くのお店で昼食をとって少し周りを散策しようと思い、まずはお店探し。しかしどこを歩けどそれらしいお店は見つからず、たどり着いたのは一軒のコンビニエンスストア。仕方なくお弁当とビールを買い、次は食べる場所探し。しかしお店同様それらしき公園などもなく仕方なく、田んぼのあぜ道で先ほど乗ってきた電車を眺めながら1人ランチを取ることにしました。でもやってみるとこれが感動。なにか普段の喧騒をすべて忘れさせてくれるとてものんびりしたひとときとなりました。

  再集合の後、ネコの駅長の待つ貴志駅へ。向かう電車はその名も『TAMADEN』。駅長たまをイメージした電車でした。塗装はネコ、ネコ、ねこ。そして車内もネコ、ネコ、ねこ。『OMODEN』とはまるで違った世界に入り込ませてくれました。また、車内には一切の広告チラシもなくわかやま電鉄の拘りと鉄道事業への真剣な取り組みを感じることが出来ました。

  10分程度の後、貴志駅に到着。さてお目当てのネコの駅長さんは・・・。しかし当日は日曜日。駅長さんもちゃんとした会社員。勤務時間は守らないといけないようで、今日はお休み。(出勤は月〜土とのこと)そのかわり、駅長のタマによく似た『ニタマ』ちゃんが代わりに勤務していました。
  当然ながら電車への拘り同様、駅自体にも拘りが。外から見ると駅自体がネコの顔になっていました。
かわいい駅をうろうろし、ついついネコグッズを買い込んだところで本日の小旅行は終了となりました。

ほんの小さな旅でしたがいろいろな感動を与えてくれた今回のセミナー。
『暮らし方研究会』にあらためて感謝いたします。
またこれからの活動にも期待しています。
吹田市在住 宮部 一也氏 50歳(匠びとの会会員)




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