日   時 2014.3.29(土) 13:30〜16:00
場   所 同志社大学今出川キャンパス界隈
参 加 人 数 14名
テ ー マ 『早春に八重の桜を見んと…』
新井 律子 暮らし方研究会顧問



新島旧邸
展示室
京都府立鴨沂高等学校正門
左手が京都御苑
フレンドピースハウス
京都御苑「しだれ桜」の前で記念撮影
同志社大学
  晴天に恵まれたなか、早春の風に誘われて、京都市上京区の御所周辺、7カ所(約3キロ)をゆったりと3時間かけての散策を楽しみました。
  丸太町通りの丸太橋西側で集合後、まずは「女紅場(にょこうば)址」碑へ向かいます。「新英学校及び女紅場」は日本最初の女学校として建てられ、八重さんが結婚直前まで舎監兼教師として勤務していた処です。
  次は、1878年ボストンの友人の寄付で建てられた、新島襄旧邸の母屋一階と附属屋の見学です。和洋折衷の木造二階建て住宅として、同志社創立者の旧居として1985年(昭和60年)に京都市指定有形文化財に指定されました。内部を見学する前の資料展示室で、参加者は襄と八重の数々の歴史的資料に興味津々で、熱心に見入っていました。母屋1階の内部では、京都で最初の洋式トイレやセントラルヒーティング、八重が使用したオルガン、キッチンなど見所がたくさんありました。
  続いて、京都府立鴨沂(おうき)高等学校へ。 前身は、八重が教師として勤務した「新英学校及女紅場」です。正門は、旧九条殿河原町邸から移築され、九条家所縁の壮麗さと歴史を感じました。
  次に「松林院旧跡」を見に清浄華院へ。 松林院は会津藩の寄宿地で、幕末には会津藩主で京都守護職を務めた松平容保公が半年ほど逗留したそうです。
  続いて、フレンドピースハウスへ。 フレンドピースハウスは同志社大学の宣教医ジョン・C・ペリーの旧自邸で、後には同大学のハワイ寮と使われ、現在は国際親善の施設や会合など多目的に使われています。
  次に、京都御苑。八重さんは御苑内にあった旧柳原邸のディビス宅で洗礼を受け、結婚式を挙げました。八重さんは結婚の翌月から本格的に女子教育を始めましたが、紆余曲折と葛藤があったようです。でも、これが同志社設立の原点になりました。御苑内の近衛邸跡のしだれ桜が見事で、皆で記念撮影を…。
  最後は同志社大学を見学。新島襄が「同志社」を創立しましたが、現キャンパスの建設用地を提供し、「同志社」と名付けたのは八重さんの兄・覚馬だと伝えられています。同志社礼拝堂、彰栄館、有終館、ハリス理化学館、クラーク記念館は国の重要文化財にも指定されている、明治の煉瓦造り建築物です。幸運にも新島襄が「同志社の精神」と位置づけた礼拝堂が公開されていて、内部を見学することができました。
  京の街並みと早春の自然に加えて、「八重の桜」で有名な、新島襄と八重が生きた歴史背景へと想いを馳せられた、大変意義深い一日となりました。
文/新井律子



  前回の滋賀県長浜市のリ・ライフセミナーに続き、今回のリ・ライフセミナー「早春に八重の桜を見んと・・・・」に参加をさせていただきました。

  当日は、少し肌寒さを感じながら、京都の地へ向かいました。今回は新島八重さんのゆかりの地と早春の京都を巡りながら桜を楽しむ3キロのコースです。

  午前中から京都へ乗り込み、錦市場で充分に食べ歩き、満腹状態で集合場所へ向かいました!
  お昼も過ぎると、充分にあたたかく桜も見事に咲いており、京都散策にはうってつけの良い時期、良い気候でした。

  集合場所の京阪 丸太町から説明をお伺いしながら、本日の1番の目的である新島襄氏の私邸へ。NHKの大河ドラマ「八重の桜」の放映に伴いの公開ということで3月いっぱいまでの特別公開とのことです。

  実は、予約も必要ということもあり、今回のセミナーに来なければ、個人では、なかなか来れないかもしれないと思い、セミナーに参加させていただきました。

  到着した旧邸は、ボストンの友人からの寄付によって建てられたそうで、外観は洋風ですが、つくりは和風という建物でした。
  住宅を囲むようにベランダ3方向をめぐり、窓にはよろい戸がついており、当時としては、かなり斬新だったのだろうということが想像されます。1階の内も見学させていただきましたが、家具や造りを見ても、想像している昔の家とは異なり、洋を取り入れたスタイル。また、6帖和室の中に、後々、3帖ほどの茶室を作ったという斬新な考えに驚きました。

  旧邸をあとに、京都府立鴨沂高等学校正門、松林院旧跡、フレンドピースを散策後、京都御苑へ。見事な枝垂れ桜に見物客もいっぱいです。
  私も思わず、写真をたくさんとってしまいました。充分に堪能し、同志社大学へ。素敵なステンドグラスのチャペルまで見学させていただき、早春の京都を楽しむことができました。

  もともと好きな京都ですが、まだまだ知らない地は多く、今回のセミナーにて、また1つ新しいことを知ることができ、京都を堪能できた1日でした。貴重な体験をありがとうございました。また、ぜひ参加させていただきたいと思います!その際には、宜しくお願い致します。
大阪市在住 三宅 順氏 33歳



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