日   時 2015.10.3(土) 13:00〜16:30
場   所 インスタントラーメン発明記念館小林一三記念館 他
参 加 人 数 19名
案 内 人 一級建築士 佐野設計室主宰 佐野江利子氏
テ ー マ 『爽秋の北摂を巡る…』



マイカップヌードルファクトリー
ハンドルを回転させて
カップをひっくり返します
「チキンラーメン」が誕生した研究小屋
インスタントラーメントンネル
記念写真
雅俗山荘
小林一三記念館
  今回は、駅前広場に建つ織姫伝説の金色に輝く衣被ぎの松のモニュメントをスタートに世界初のインスタントラーメンの開発者安藤百福氏や阪急東宝グループの創業者小林一三翁のゆかりの地としても知られる池田市を訪れました。
  まず、インスタントラーメン発明記念館で集合し、約2時間半の街歩きを愉しみました。案内人は池田市在住の佐野設計室を主宰する佐野江利子さんです。
  インスタントラーメン発明記念館はインスタントラーメンに関する様々な展示や体験工房を通じて発明・発見の大切さを伝えています。まずはマイカップヌードルファクトリーへ…ここでは世界でひとつだけのオリジナル・カップヌードルを作ることができます。希望者のみ、とは言えほとんどの方がマイカップヌードル作りを愉しみました。最初にカップを購入し、カラーペンで絵を描き自分流にデザインしていきます。そこに麺を入れて好みのスープと、具材を選んで完成となります。麺を入れるときにカップを被せハンドルを回しながら回転させて入れていきます。何故?と不思議に思いましたが…発明者安藤百福氏のビデオを鑑賞して納得しました。上から固まった形状の麺をカップに入れるのは難しいのですが、逆転の発想で麺にカップをかぶせて回転させると言う手法でした。
  1958年8月25日、安藤百福氏は池田市の自宅裏庭に建てた小さな小屋でありふれた道具を使って日夜研究を重ね、遂にチキンラーメンを発明しました。その研究小屋が忠実に再現されており、たとえ特別な設備がなくともアイデアがあれば、ありふれた道具だけで世界的な発明が生み出せる…そんなメッセージが、この小屋からは発せられていました。また、インスタントラーメントンネルにはチキンラーメンから始まった約800種類のインスタントラーメンのラインナップが展示されており、あっ、これ知っている!懐かしい~!との声があがっていました。
  次に、阪急電鉄や宝塚歌劇の創始者小林一三翁の旧邸である洋館雅俗山荘を中心に、2010年に開館された小林一三記念館を見学しました。多方面で活躍された起業家小林氏の華麗なる軌跡が当時の資料・写真・映像・ジオラマ等で紹介されていました。小林氏は自身の言葉“人の宝は金ではなく事業である”を貫き、終生、起業家として活躍しました。その情熱を十分に感じることができました。
  最後に案内人の実家である老舗茶舗「池田園本店」を訪ね、おいしいお茶をいただきながら、ホッと一息…。
  晴天に恵まれ、清々しい秋の一日…安藤百福氏と小林一三翁の生き様の軌跡を学び、大いに感銘と刺激をう受け大変勉強になった一日でした。
文/新井律子




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