日 時 2003.10.11 8:00〜18:00
場 所 周参見木材工場〜熊野古道〜本宮大社
参加人数 25名
テーマ 『爽秋の歴史街道・熊野古道を巡る』
協力 (株)かつら木材センター、山本建築
案内人 奥村俊夫(暮らし方研究会顧問)







 文化部会(=生活文化を学ぶ会)行事として、紀伊半島南部に足を伸ばして歴史街道を巡りました。
まず、周参見木材工場で住宅建設用プレカットの工程を見学。その後、熊野古道へと足を踏み入れます。
熊野古道は熊野街道とも呼ばれ、起点は大阪の天満橋八軒屋(船着き場跡)にあります。
平安時代から江戸時代にかけて「伊勢へ七度、熊野へ三度」とさえ言われるほど古くから人々の熱い信仰を集めた聖地です。その道中、熊野権現の御子神を祀ったのが熊野九十九王子ですが、上皇や女院の遙拝所であり休憩所も兼ねていました。
旅の最後の熊野本宮大社。平成七年に国の重要文化財に指定され、国生みの神、伊邪那岐大神と人々に救いの手を差し伸べる家津美御子大神が鎮座し、交通安全・大漁満足・家庭円満・夫婦和合・長寿の神として慕われてきました。
上皇や女院、庶民など貴賎を問わず人々が列をなして詣る様は「蟻の熊野詣」と例えられています。
心を鎮め神に触れ、生い茂る杉木立のなか、幽玄の世界に誘われた一日でした。
文/新井律子

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