文化部会(=生活文化を学ぶ会)行事として、世界遺産=精神文化の道、高野山を訪ねました。
素晴らしいお天気で、紅葉を眺めながら、一の橋〜奥の院〜金剛峯寺〜根本大塔〜金堂までのコースを巡りました。
高野山は、およそ1200年前に、弘法大師によって開かれた真言密教の修行道場であり、全国に広がる高野山真言宗の総本山です。平成16年7月7日に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されました。
標高およそ900m。山上の盆地に壇上伽藍と称する聖地があり、そこには様々なお堂や塔が立ち並び、 仏像や曼茶羅が参拝者を迎えてくれていました。
また、鬱蒼と茂る杉木立の奥の院には、豊臣家・上杉謙信・武田信玄など、戦国武将から文人まで様々な人々の墓碑が建ち並んでいました。奥の院の石碑は、よくお墓と呼ばれたりしますが、本当はお墓ではなく慰霊塔として建てられたものです。歴史的人物の慰霊塔を見て歩くことも楽しみの一つです。
高野山には、今も大勢の信者や四国八十八カ所の霊場を巡ったお遍路さん達を始め、世界中から人々が参詣に訪れます。今年最後のセミナーとなりましたが、秋晴れの空のもと、一行を優しく迎えてくれた霊場を訪ね、年末・年始に向けて心のスス払いができました。
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