暮らし方研究会は平成4年(1992年)11月に発足し今年(2024年)で32周年を迎えました。発足以来、研究会の活動理念を遵守し素敵な人生を送るお手伝いをすべく、暮らしと住居の在り方を有識者や建築家と共に探求し、その成果を広く啓蒙普及するためにセミナーや見学会を開催してまいりました。
また、研究活動の理念を具現化するために無料初期相談窓口を設け、広くご相談活動に取り組み、ご相談内容への提案・助言も行っています。更に、住まいを新築・建替・リフォーム(増改築)される際の「プロデュース&サポート」と称される支援活動も行っております。
研究会では予てより究極の暮らし方と住居の形態を求めて模索してまいりました結果、「終の棲家」の思想こそが暮らしと住居の究極の姿であるとの結論に至りました。確固たる生活信条を持ち、流行りや時流に流されない、華美や虚飾に走らない、質素であり質実剛健である、しかも安心・安全で不変の確実性がある、こんな暮らしと住居の在り方を広く伝えることこそ研究会が長年活動を継続してきた使命だったのです。
さて、昨今の長引くコロナ騒動によりソシャールディスタンスやホームワーキングなど仕事や生活様式の変化がアフターコロナの潮流として定着し、世界的な持続可能な社会の実現に向けたSDGsの活動、脱炭素化社会への取り組みと相まって大きな流れとなり、生活の簡素化や物質文明を原点に回帰させるなどの話題が盛んになりつつあります。私たち人類が享受している地球の恵である水や大気、資源や自然環境を大切にそして大事に使わねばならない、など社会活動様式と生活活動様式にも大きな変化が起きる兆しが伺えます。
研究会のホームページ《今こそ「終の棲家」を…》を精読いただき、暮らし方研究会が到達した理念を理解いただき、是非、ご自分なりの「終の棲家」のイメージを構築しご自分の人生をイキイキと素敵に過ごされることを願ってやみません。
暮らし方研究会
代表理事 津島 素
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