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「ドイツの家」 |
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日本オスモ 白田専務 |
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会場風景 |
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ミニコンサート |
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今回は日本オスモ(株)グループの協力を得て、神戸市北区有野町にあるエーデルジャパン「ドイツの家」において開催されました。
大阪市北浜に集合して、会場「ドイツの家」に直行バスで約1時間のミニトリップとなり、満席の参加者も快適に会場に到着。最近のドイツ住宅のトレンドである古き良きものと現代の機能性とデザイン性の融合について勉強することになりました。外観は大きな切妻屋根とし、上質なしっかりとした造りの住宅で無垢の木の香り漂うリビングダイニングでセミナーが始まりました。
まず、日本オスモ白田専務取締役からドイツの住宅事情について説明がありました。「歴史的なドイツの住宅は冬は寒さ対策として熱が逃げないように窓が小さく薄暗かったのですが、最近のドイツ住宅はガラス開口面が大きく、受熱と遮熱を考えて光源として太陽光を積極的に取り入れようとしています。確かに単に開口部を大きくするのであれば、ガラス・サッシ面から熱の出入りが大きくなりますが、その対策としてさまざまな省エネを考えたサッシが使われています。換気も出来る大型のドレーキップ窓はペアガラスではなくトリプルガラスと樹脂サッシを用いて低エネルギー消費型住宅としています。また、デザインは切妻型屋根で深い庇としています。また、太陽光の日射しに対しては内付けブラインドではなくて外付けブラインドを用いることで日射を外で遮り、熱の浸入を抑える構造となっています。」
オーニングの場合は横からの日射を遮ることが難しいですが外付けブラインドによる夏の室温低減効果は非常に効果的であることが説明でよく分かりました。ドイツでは既に壁断熱も十分考慮した3リットルハウス(1年間の暖房エネルギーを灯油換算で3ℓ/m2でまかなう試み)が始まっているとのことでした。これからも、地球環境に配慮した省エネルギー住宅を考えていきたいと思います。
美味しいロールケーキとコーヒー・ワインで少し休憩の後、お待ちかねの『フルートとピアノミニコンサート』です。吹き抜けと板張りの勾配天井の空間に優しい音色のフルート演奏が始まり、みんなうっとり。素敵なドイツ音楽が2階にも1階にも丁度良い残響音で広がって行きました。フルートの川瀬さん、ピアノの西脇さん、素晴らしい演奏ありがとうございました。ワインの軽い酔いと相まってとても心地良い時間を過ごすことが出来ました。
皆様、ご協力ありがとうございました。
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文/高藤正道
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