日  時 2008.10.11(土) 11:00〜16:00
場  所 大阪府森林組合「ウッドベースかわちながの」
参加人数 26名
協  力 千福建設(株)、森林ボランティア「トモロス」
テ ー マ 『自然に浸り、森を学ぶ一日…』
講  師 奥野壽一氏 大阪府森林組合代表理事副組合長
関連記事 2008年10月13日朝日新聞より(「トモロス」について)



奥野壽一さんから
大阪河内材について説明
工場見学
間伐体験
記念撮影
岩崎久子さんから家具説明
  今回は、大阪府の南東端、和歌山県と奈良県に境を接する河内長野市の大阪府森林組合を訪れ、森林体験ツアーを行いました。約880万人が暮らす大都市大阪には約56,000ヘクタールの森林があると言われています。
  同組合は、大阪府内の森林を守り育てるために設立されましたが、森林リサイクル事業、森林土木事業、販売・加工事業、緑化事業、指定管理事業、建設事業等の事業を通じて様々なサービスを提供する一方、森林を身近に感じてもらうことも大きな役割としています。
  例えば、ウッドデッキやスノコなどの木材製品、木材チップを燃料としたペレットストーブなど、リサイクルやエコをテーマにした身近な製品も提供しています。

  午前中、林業家でもある奥野壽一さんから大阪の林業や大阪河内材について説明を伺いました。大阪河内材(主に杉・檜材)は、吉野材と同じく年輪が細かく、材木の割れを防ぐため葉枯らしのまま3〜6ヶ月置く自然乾燥を行っているそうです。
  工場見学では、丸太から材木に加工される様子を皆さん興味深く観察されていました。
  午後から車に分乗して森の中へ。現地で、小径木の間伐体験を行いました。ヘルメットをつけ、腰にのこぎりと、初めての体験を楽しみました。次いで、90年生の杉の伐採を見学しました。
  昨今は、自然保護や自然環境との共生、エコでスローな生活が強く叫ばれています。私たちも、森林を守り育てることの意義を学び、手入れや維持の必要性を知り、我が国が誇る木材文化の真髄に思いを馳せる良い機会を得ました。
  セミナー終了後、有志で木工作家の岩崎久子さんの工房を訪れました。素材選びから、デザイン、制作、仕上げまでの家具づくりのお話を伺いました。使うところで異なる小さな「かんな」に皆さん興味津々でした。

  森林の自然環境の中とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。奥野さん、森林ボランティア「トモロス」の皆さんには御協力していただき本当にありがとうございました。
文/新井律子


  今回は森林体験ということで中々、自然に触れ合う機会も少なくなって来ていたこと、息子にも自然に触れ合わせたいと思い親子で参加いたしました。
  当日、朝から少し天気が心配でしたが、集合場所の駅に付くころには、時より太陽も照って来るほど天気もよくなりました。実は1時間も早く駅についてしまい子供と近所を散策していましたがほんとにな〜んにもない駅でした。
  製材所の見学では、初めて見る丸太を挽く大きなのこぎりは迫力があり、息子も少し怖がっていました。また、人工乾燥機の釜の中も見せてもらいめったに見られないものも見ることができ勉強になりました。
  昼食後の伐採体験では山の中の涼しさにひんやりと冷たく上着がいるくらいの寒さでした。伐採体験は組合員さんボランティアの方々の指導の元、木の鋸目の入れ方・倒し方・身のかわし方を教わりましたが、細い木を倒すのにも一苦労でした。息子も一生懸命がんばっていてお兄ちゃんになったなと思いました。皆さんと力をあわせ木を倒すこともできすごく楽しかったです。組合員さんのグローブのような手もすごかったですね。
  大木の伐採見学は、これぞ林業というくらい迫力があり、また一歩間違えたら大けがをする危険な仕事だともわかりました。
  「ラ・フォレスタ」の無垢の床板の足ざわりはすごく気持ちよく横を見ると息子は寝そべっていました。
  セミナーも終わり家に着き、息子は母親の所に真っ先に行き、「今日はすごく楽しかったよ」と言っているのを聞き、連れて行ってよかったと思いました。
  私も本当に楽しい思いができ感謝しております。
  自然に触れ合えた一日をありがとうございました。
和泉市在住 中澤弘一 35歳



E-Mail:ask@kurashikata.gr.jp
フリーダイヤル:0120-11-6584いい 老後やし! FAX:06-6356-7225
Copyright(C) 暮らし方研究会.AllRightsReserved.