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€ケーク・サレ2種(パプリカと生ハム/ タンドリーチキンと松の実)
苺のチーズケーキ
¡フルーツサンド
¤抹茶寒天 |
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岡部光行 さん |
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第126回「リ・ライフ」セミナー(リフォーム見学会)が、「名建築の雰囲気を住み継ぐ…」と言うテーマで、5月22日(日)に宝塚市のY邸において開催されました。
リフォームを行なった建物は、親子二代に渡り名建築家フランク・ロイド・ライト氏の薫陶を受けた建築家・遠藤楽氏の設計による住宅です。
ご自宅のテレビを使って、ライト氏の日本における一番弟子であった楽氏の父上・遠藤新氏、そしてライト氏と父上、双方の考え方を受け継がれた楽氏の建築思想などを説明させていただきました。
楽氏は「住まいを建てる建築家は、暮らしを楽しむための演出家であるべき、だと思っている」と話されています。空間を広く感じさせるために水平ラインを殊のほか強調したライトデッキ、部屋を考える中核的なテーマの一つでもある暮らしへの感動と安らぎを与える暖炉…。楽氏の設計思想である有機的建築の要素が、空間の広さと落ち着きに、そして優しく抱かれたような雰囲気として、醸し出されています。
リフォーム工事は2月28日から3月21日までの22日間で行われました。
施工は、新築の際の施工担当の奥田組に在籍されていた、鈴木工房の森さんにお願いすることとなり、キッチンは藤屋さんのイタリア製システムキッチンを選びました。
奥様から「この家は大変気に入っていますが、唯一気になっていたのが台所。作業性の問題があり、料理を皆で楽しむようにしたい。」と言う訳で14年を経過してのリフォームを具現化されました。
明るく、少しオープンにと言うことで、ダイニングとキッチンの垂れ壁を撤去、セミオープンキッチンへの変更となりました。
キッチンの動線計画は、キッチンのプロ・藤屋さんにアドバイスをいただきながら、窓側にI型キッチンを配し、L型に調理と配膳スペースを設けるプランに変更されました。
今回のリフォームで一番に配慮したのは、遠藤楽氏が造りあげた全体の雰囲気を壊してはならないと言うことでしたが、雰囲気を損なわずして明るくオープンなキッチンに仕上がったと思います。
新しいオーブンを使った、奥様手作りの4種類のお菓子とお茶・珈琲をいただいた後は、アイリッシュハープ奏者の岡部光行さんの生演奏です。
優しく清らかな音色が雰囲気の良い室内に響きます。皆さんうっとりです〜。
奥様からのご提案によるホームコンサート、初めての経験でしたが、心が癒された一時でした。
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文/新井律子
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