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伊太祈曽駅・改札口に集合 |
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本殿祭 |
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奥宮司さんからの説明 |
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貴志駅舎前で記念撮影 |
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たま電車 |
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今回は、「木の神を詣でる…」をテーマに、和歌山市東部に鎮座する木の神様=伊太祁曽神社と、紀の川市のたまの駅長で有名な貴志駅を探訪しました。
まずは、「木祭り」が執り行われる伊太祁曽神社へ…。木祭りは木に感謝するお祭りとして、毎年4月の第1日曜日に挙行されます。全国の木材業者の方々も多数参列する中、宮司以下の神官が雅楽の音色も荘厳に参進します。 祭典では、日頃の木々への恩恵に感謝し、木材業界を始め、参列者の健勝を祈る祝詞が奏上されました。
その後、案内人の伊藤社長に「いのちの水」、奈良時代の初期のものと云われている「横穴式の石室古墳」などを案内していただきました。境内山中の井戸より湧く水は、古来より 「いのちの水」と呼ばれて、 病人に飲ませると活力を得ると伝承されているそうです。
また、伊太祁曽神社の奥宮司さんからも神社の由来について説明をいただきました。
伊太祁曽神社は続日本紀の天武天皇の大宝2年(702年)に書物への記載が始まり、寛永記の和同6年(713年)には現在地に鎮座したとあります。
ご祭神は五十猛命・大屋毘古命・大屋津姫命・都痲津姫命ですが、素戔鳴尊命が高天原から天下る際に持参した木の種を大八洲国(日本)に蒔くよう、息子神の五十猛命(イタケルノミコト)に命じたそうです。「木の俣くぐり」には大屋毘古神(オオヤヒコノミコト)が木の俣を利用して大国主命を助けた神話に因んで、この穴を潜り抜けると災難を免れると言われ、厄除けの神様としてもお参りする方も多いとか…。
境内では既に、世界チャンピオンの城所啓二氏によるチェンソーカービング実演奉納が行われ、来年の干支「巳」が一時間余りで見事に彫り上げられました。
その後は、お待ちかねの餅撒きですが、境内はこれを拾う人々で満杯です。初めての体験に加え、競争が激しく、残念ながら一袋も確保できませんでした。
続いて、猫のたま駅長さんで話題沸騰の貴志駅へ…。
駅に着くや、獅子舞とお御輿がお出迎え…。残念なことにお目当ての「たま」駅長は日曜日のためにお休みとか…でも、「にたま」伊太祈曽駅長が交代で勤務に就かれていました。
当日は、近くの大国主命神社でもお祭りが執り行われていました。
最後に、猫の顔を真似た駅舎前で記念撮影をし、三々五々ユニークな「たま電車」や「おもちゃ電車」に乗って帰路につきました。
桜には少し早かったのですが、素晴らしいお天気のもと、総てが初体験の地元文化に触れ、乗客の減少に悩んだ「わかやま電鉄」の取り組みに感動し、大変有意義な一日となりました。
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文/新井律子
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