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岡山産ぶどうの試食 |
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果実卸売場の「競り場」に勢揃い |
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難解な手振符牒(てぶりふちょう)の説明 |
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果物の「競り」風景 |
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仲卸店舗を見学 |
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おいしそうな「トロ」 |
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研修室で市場の広報ビデオを拝見 |
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さて、日頃の食生活と切っても切れないのが市場ですが、大阪の台所として豊臣秀吉が大阪城を築いた頃から、既に天満・靭・ざこば・難波・木津には市場がありました。そこで今回は、中央卸売市場法の成立により昭和6年11月11日に開場し、平成14年11月に建替工事が完了した、新装大阪市中央卸売市場の見学に訪れました。新しい施設は重層構造で売場面積は日本最大となり、西日本の基幹市場として今や生鮮食料品流通の要としての役割を担っています。
8時45分に大阪市中央卸売市場本場業務管理棟1F研修室に集合、簡単な市場説明と注意を受けてから市場探検に出発しました。まず果物の競りの見学のため果実卸売場へ向かいました。仲卸店舗には世界や日本の各地から送られてきた果実が処狭く並んでいます。まずは岡山産のぶどうを試食させていただきましたが、皮のまま食べられる種類で大変美味しゅうございました。
競り場の階段ベンチに我々一同が集まり、手で数字を表わす手振符牒(てぶりふちょう)の説明を受けました。なかなか難しい符牒です。しかし隣では実際に「競り」が行われおり大変興味深い体験となりました。
続いて、お楽しみの仲卸店舗の見学に向かいました。仲卸店舗では仕入れの体験が可能で、さながら買い物ツアーの始まりです。水産物のセリは早朝4時から始まりますので、見学できませんでしたが、おいしそうな「まぐろ」に皆さんの目は釘付けに…。
とにかく広い!その規模・店数・品数と独特の活気に、ついついたくさん買い込んでしまいました。メロン・「あなご」の焼いたん・ちりめん じゃこ・昆布・「さけ」の切り身 などなど…。勿論、おいしそうな「トロ」を買われた方もおられました。
最後に管理棟(研修室)に戻り、市場の広報ビデオを見せていただき、市場の仕組みなども含め食品の流通に関する知識を深めました。
新鮮で美味しく愉しいセミナーでした。夕食は「あなご丼」にして美味しくいただきました。心腹共に満たされた体験をありがとうございました。
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文/新井律子
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