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九度山駅 |
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つるし柿 |
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慈尊院 |
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丹生官省符神社 |
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高野山町の石道 |
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紙遊苑 |
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九度山・真田ミュージアム |
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真田古墳(真田の抜け穴) |
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今回は大阪府の最東南端、和歌山県の最北東端に位置し、北は吉野川と和泉山脈に…東は吉野山系に…南は高野山に…西は吉野川を下り和歌山市に至る地に立地する、高野山の玄関口ともいわれる九度山町を訪ねました。
九度山町は大河ドラマ「真田丸」で有名ですが、謎多き戦国時代最後の武将真田幸村が隠棲した地としてもつとに有名であります。
参加者は集合場所の九度山駅に集合。案内人の大川さんの満面の笑顔に迎えられました。
まずは昼食のお弁当を調達のため、道の駅・産品直売の「柿の郷くどやま」に向かい、柿の葉寿司などを求めて準備万端怠りなし。道端のつるし柿を眺めながら慈尊院に向かって散策。因みに九度山は産出量日本一を誇る富有柿でも有名です。いたる所に無人販売所があり、「安い!帰りに買って帰ろうっと!」自然に笑みがこぼれます。
20分ほど歩いて慈尊院に到着。慈尊院は女人高野の結縁寺とも呼ばれ、四国から弘法大師に逢いに来られたご母堂が女人禁制であったため、大師が草創し暮らしたとされ世界遺産に登録されています。女性のシンボルである大きな乳型絵馬が目に飛び込んできました。これを奉納して「子宝・安産・授乳・乳癌平癒」などを祈願する習わしがあるとのことでした。
階段を上り、丹生官省符神社へ。丹生官省符神社の神様の使いである白黒2頭の犬は、安産、子授け祈願、縁結びの神さまとして古くから尊崇されているそうです。
昼食を取り、町石道(世界遺産)を歩きます。町石(ちょういし)とは、道標のことで高野山まで続いています。1町は約109m。参加者の江間さんにスマホでお調べいただけました。高野山上の金剛峯寺に参る際は、「町石道」と呼ばれる参詣道を麓から歩くのが本来の作法で、180もの町石があるそうです。
紙遊苑で紙漉のお話を伺い、来た道を再び戻り、大河ドラマ展を開催中の九度山・真田ミュージアムを訪れました。真田昌幸・幸村・大助の真田三代の軌跡と十四年間という、幸村の生涯で一番長い時間を過ごした九度山での生活をパネル展示とドラマ仕立ての映像により紹介されていました。大変理解し易い展示会でした。
次に徒歩で真田庵に寄り、近くにある案内人の大川さんのご自宅で沢山の柿をいただきました。渋柿なので焼酎に漬けてから干すのだそうです。
続いて大阪城まで続いていると伝えられる真田古墳(真田の抜け穴)に立ち寄り、最後に真田いこい茶屋・まちなか休憩所に寄り、九度山駅に向かい無事解散となりました。大川さんには踏切で最後まで手を振って見送りいただきました。
錦秋の自然を大いに愉しみ、「笑顔」で始まり「笑顔」で終わる心温まる旅でした。大川さん本当にありがとうございました。
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文/新井律子
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