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金沢21世紀美術館 |
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スイミング・プール |
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五箇山・相倉集落 |
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相倉集落/原始合掌小屋 |
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五箇山・菅原集落「塩硝の館」 |
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白川郷 |
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長瀬家の「80年ぶりの大屋根ふき」 |
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和田家 |
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和田家内部 |
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今回は、現代アートと、世界遺産を堪能する一泊の小旅行です。
8時半に梅田からバスに乗り、金沢に1時過ぎに到着。お昼を済ませ、まず訪れたのは、「金沢21世紀美術館」です。周囲には国立工芸館をはじめ金沢能楽美術館、石川近代文学館、石川県立歴史博物館などの芸術関連施設があり、”兼六園周辺文化の森”を形成しています。世界の同時代の美術表現に市民とともに立ち会う美術館をコンセプトに、新たな「まちの広場」を目指しています。
金沢21世紀美術館は、先月まで「まん延防止等重点措置」のため休館でしたので、沢山の方で賑わっていました。楽しみにしていた「レアンドロ」の「スイミング・プール」は申込み多数の為、下からはあきらめて上から覗きました。プール下から手を振る親子連れも。展示しているのは、現代アートで、建物自体がモダンです。設計は、建築家ユニット(SANAA)の妹島和世、西沢立衛両氏です。
翌日は、世界遺産に登録されている「白川郷・五箇山の合掌造り集落」を訪ねました。農村文化や暮らしを深く感じられる「日本の故郷」と言われています。「合掌造り」とは、木の梁を山形に組み合わせ建てられた日本独自の建築様式で、その形状は、積雪が多く雪質が重い自然条件に適合した構造です。
最初は、相倉(あいのくら)合掌造り集落を見学。合掌造りの原型である原始合掌小屋・大小様々な合掌造り家屋・茅葺きのお寺等、五箇山の歴史的風景を今に残す集落です。集落内では今なお人々が生活を営んでおり、世界的にも珍しい「人が住まう世界遺産」です。
次に、江戸末期から明治初期までに建てられた合掌家屋がそろう閑静で美しい菅沼集落。現在9戸の合掌造り家屋が残っています。加賀百万石を支えた火薬の原料となる塩硝づくり。訪れた「塩硝の館」はその過程をわかりやすく説明してくれました。
最後は、「白川郷・荻町集落」、これまでの静かな集落とはうって変わり、車と沢山の人で人気のある観光地となっています。美味しいお蕎麦を食べ、「長瀬家」を見学。長瀬家は、明治23年築の5階建て合掌造りです。NHKスペシャルで「80年ぶりの大屋根ふき」として放送され話題になりました。
次に重要文化財の「和田家」を見学しました。築後300年、現在も住居として活用しつつ、1階と2階を公開しています。白川村に残された合掌造りの家屋としてはもっとも規模が大きい。太い豪雪にも耐える屋根裏の骨組みに圧倒されました。
金沢で美味しいお寿司を頂き、街の雰囲気を楽しみ、「世界遺産」で歴史を学び、大満足で帰途に着きました。
梅田に7時半に無事到着。お天気にも恵まれ、見所満載の小旅行でした。お疲れさまでした。
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文/新井律子
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