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JR山崎駅 |
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妙喜庵前で記念撮影 |
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購入した写真集と図面 |
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今回の見学は10名しか申し込みできませんでしたので、有志の参加となりました。
JR山崎駅に集合し、目の前にある妙喜庵(みょうきあん)に向かいます。
妙喜庵は京都府乙訓郡大山崎町にある仏教寺院のことで、山号は豊興山。妙喜禅庵とも称します。この庵には、なんと言っても国宝三茶室のひとつ「待庵(たいあん)」があることにつきます。待庵は、日本最古の茶室建造物であると同時に、千利休が作ったと信じうる唯一の現存している茶室です。
玄関先で出迎えてくださったご住職の案内に従い、お寺の中を拝観します。お堂に入るとすぐ、よく手入れされた、こぢんまりした庭が目に飛び込んできます。
「妙喜庵書院」でご住職から、まずは妙喜庵について、さらに待庵についてくわしく説明をしていただきました。
縁側に出て、左奥にあるのが待庵。待庵へは、庭へ降りて、3名ずつ順番に向かいます。ご住職からも説明がありましたが壁の厚さは5センチ程度、驚きです。
この茶室は、20年以上前に見学させていただいたことがあります。その時は、茶室の中まで入れていただき、当時も撮影禁止でしたが大奥様のはからいで許可が出たが、利休に敬意を払ってご遠慮申し上げた経緯を思い出した。今回はにじり口からの見学で撮影も禁止です。しかし、にじり口からも隅々まで内部をじっくり見ることができました。
にじり口の大きさは高さ約79㎝(約2.6尺)、横約70㎝(約2.3尺)。以後につくられたにじり口に比べると大きいとの事。床の間は間口約1.21m(約4尺)、角の柱が見えないよう、土壁に塗り込むことで空間に広がりが生まれています。天井高は約1.6m(約5.3尺)で、通常より低くつくられています。炉は約42.4㎝(1尺4寸)に規格化される前の約40.9㎝(1尺3寸5分)。
やはり最初に作られた茶室で、それ以降かなりの変遷があったようです。床前と点前座は平天井、そのほかは掛込天井にして、部屋の中央部分に高い部分をつくっているので低圧感が解消されています。連子窓といわれる窓からのやわらかな光、天井の低さ、やはりそこに身を置けないのが残念です。
素晴らしい空間を見ることができました。ありがとうございました。
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文/新井律子
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推薦図書:
「茶の本」岡倉天心著、 「武士道」新渡戸稲造著、
-今、本質のライフスタイルを求めて- 「やさしさを生きる…」暮らし方研究会編
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