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建物玄関 |
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10畳座敷で説明 |
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玄関前で作庭の説明 |
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食堂前庭の説明 |
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シンボルツリーはアメリカンハナミズキ |
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この住宅は、大阪市と和歌山市のほぼ中間に位置し古くは熊野詣の街道筋としてにぎわい始め、江戸時代には漁業、廻船業、醸造業、さらに綿織物業等により独自の町人文化を開花させた泉佐野「さの町場」の中にあります。
以前建物の設計をさせていただいた方を含め、たくさんの方にきていただきました。皆さんにゆっくり見学していただくため、1時半からと3時からとに、二班に分かれていただきました。
客用玄関から入り、応接間・8畳和室・仏間・寝室・トイレ・洗面・食堂・台所玄関と見ていきます。そして、10畳の座敷でテレビを使いPowerPointで説明をしていきました。改修前の写真と工事中・改修後の写真を見ていただくことで、改修の大変さがわかっていただけたかと思います。
「100年以上前に建てられた入母屋・しころ葺き屋根の平屋建て和風木造住宅です。両親の結婚後の住まいとして、古家を購入・改修し、住み始め、私も生まれてからずっとここで育ちました。この家に対する愛着・思い入れがあります。母が4年前に亡くなった事と道路に下水道が通ったこともあり、「終の棲家」として、あらためて暮らし方を見つめなおし、住まいの改修をすすることにしました。工事期間は6か月、造園工事2週間です。
母の寝室だった座敷に、ベッドを移動し、寝室だった部屋を食堂にしました。天井を撤去、梁現し、土間風の床と当初のかまどのあった雰囲気の部屋に戻しました。井戸屋形への通路部分を台所にして、台所だったところをトイレと洗面にしました。以前からトイレが外廊下から行くことになっており、家の中にトイレを設けるのが切実な願いでした。浴室はユニットバスに変更、庭を見ながら歯を磨く、トイレとお風呂は暖かく快適になりました。また、庭を眺めながらのゆったりとした食事は、大変美味しく感じられます。前栽のブロック塀も木製の大和塀にやり変え、玄関前・食堂前の庭も、暮らし方研究会会員の江夏庭苑事務所に作庭を依頼して見違えるように生まれ変わりました。」
玄関前と、食堂前の芝生のベンチで記念撮影です。
江夏庭苑事務所・江夏大三郎氏に説明いただき、ますます庭づくりに興味がわきました。
工事をしていただいた工務店さん、お庭をしていただいた江夏さん、それと参加いただいた沢山の方に感謝です。ありがとうございました。
最後に、津島代表理事から6月末にスタートする《「終の棲家」ご意見募集キャンペーン》の説明がありました。「終の棲家」を真剣に考えておられる方はこの機会に暮し方研究会のホームページの精読をお勧めします。
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文/新井律子
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