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「リ・ライフ」セミナーのご報告
      日時 令和6年4月21日(日)~
  22日(月)まで
場所 足立美術館・出雲大社・由志園
参加人数 10名
テーマ 『出雲の旅 あのね いまね しまね』



足立美術館

借景の自然の山々

出雲大社

拝殿

本殿

神楽殿

由志園

ぼたん園
 今回のセミナーは出雲の旅です。有志10名の参加となりました。出雲出身の会員の方からのアドバイスもあり、足立美術館、出雲大社、由志園のコースを阪急交通社のバスツアーで巡りました。
 梅田を出発し、蒜山高原センターで昼食後、足立美術館に向かいました。足立美術館は、日本庭園が米誌ランキングで「21年連続日本一」に選ばれたことで有名です。中に入るとガラス越しではありますが、素晴らしい景色に心を奪われます。創設者・足立全康さんは「庭園もまた一幅の絵画である」という信念のもと、91歳で亡くなるまで、庭造りに心血を注ぎました。枯山水庭をはじめ、5万坪に及ぶ多様な庭園は、借景の自然の山々との調和がまさに生きた日本画ともいえます。山霧が幻想的な雰囲気を醸し出し、小雨が木々の緑をさらに色鮮やかにしていました。魯山人と横山大観などのたくさんの作品の鑑賞を満喫し、感動の時間を過ごすことができました。夕食は島根ワイナリーで「しまね和牛」をいただき、出雲市内のホテルに泊まりました。
  翌日は、雨も上がり、早朝の出雲大社を参拝しました。出雲大社の祭神は大国主大神で、縁結びでも知られる神社です。地元の語り部ガイドさんの案内に従い、勢溜(二の鳥居)~祓社~拝殿~御本殿~素鵞社~神楽殿のコースを巡りました。二の鳥居をくぐり、下り坂の参道を進みます。 下り坂の参道は、神社における珍しい事例とのことです。まず祓社にお参りをし、心身の汚れを祓い、その後拝殿にお参りしました。 出雲大社独自の二礼四拍手一礼の作法でお参りしました。朝の時間帯は他の参拝者も少なく、静けさで包まれ神々しさを感じました。身も心も浄化された後、次の訪問地である出雲の国の箱庭「牡丹と高麗人参の里、由志園」に向かいました。
 大根島「由志園」の日本庭園は、出雲地方の豊かな地形を凝縮した箱庭のように、大山を模した築山、名勝地「鬼の舌震」や宍道湖、中海を表現しています。由志園の庭園は昭和45年に第一期工事を開始し造成を重ね、現在では約1万2千坪(4万平米)の池泉回遊式日本庭園となりました。まずは昼食の名物高麗人参を使ったお鍋をいただきます。元気をいただき、新緑の庭園をゆっくり歩いていきます。大根島に牡丹が伝わったのは江戸時代中期、全隆寺の住職が遠州(静岡県)の秋葉山から薬用として持ち帰り境内に植えたことが始まりとされています。現在、大根島は量、質ともに全国一の牡丹苗の生産地です。残念ながらゴールデンウイーク期間の園内の池に三万輪の牡丹を浮かべる「池泉牡丹」を見ることはできませんでしたが、多種多様の牡丹が見事で人気投票も行われていました。江島大橋(ベタ踏み坂)を渡り、帰途につきました。
 今回のセミナーは、日本の歴史と美しい自然を感じられる素晴らしい旅でした。すべての地で、感動と安らぎをいただきました。 ありがとうございました。
文/新井律子



 


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