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今井祝雄氏による講演 「ヒトは何故モノをつくるのか?」
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■第一部=勉強会 最初は関西電力の小畑正則氏から暮らしにおけるオール電化の提案を受けました。次に今井祝雄氏から、著書「へたっぴんの美学」などのスライドをまじえた講演をうかがいました。宮崎県の無名作家がつくりあげた数多くの像。バランスが悪く「へたっぴん」と言われたようですが作家の情熱に心を打たれ、思わず微笑んでしまうほど印象深い作品の数々でした。「これまでにないものをつくれ!」という吉原治良氏に影響をうけた今井氏の志が強く感じられました。 引き合いに出された河井寛次郎氏の「思いがあれば技術は後からついてくる」とジョナス・メカス映画監督の「荒削りでもいい血の色のした映画が見たい」という言葉は物づくりを目指す私達の心に新鮮に響きました。 ■研究会事務局発表 暮らし方研究会では設立12年目を迎えた今年を「現況を打破する年」「アクションを起こす年」と位置づけ、会員の皆様方に取って有意義な年となるよう決意を新たにしております。 今井 祝雄 氏 [Imai Norio] プロフィール 造形作家。1946年、大阪市生まれ。大阪市立工芸高校在学中から吉原治良に師事し、1972年解散まで具体美術協会会員。1966年、第10回シェル美術賞一等賞受賞。以来、第5回パリ青年ビエンナーレはじめ東京国立近代美術館、芦屋市立美術博物館など内外の企画展に出品、現在に至る。1980年以降は主にパブリックアートを手がけ、新大阪駅前、関西文化学術研究都市、京阪坂本駅ほかに彫刻、モニュメントを制作。 1994年、神戸に竣工した「夢創館」を構想設計。翌年、阪神・淡路大震災で難を逃れた同館にて「創造にむけてのガレキ」展を開催するなど、アートからの社会的展開を実践。著書に『都市のアートスケープ』(プレーンセンター)、『アーバンアート—芸術からの街づくり』(学芸出版社)、『商店街と現代アート』(共著、東方出版)など多数。成安造形大学教授。 |
■第二部=情報交換会 イタリアレストラン「トリトン」において情報交換会が開催されました。日頃は仕事に熱中し我を忘れるほどの忙しい最中、楽しい懇談の一時は明日への夢と活力の源となったことと思われます。
顧問の竹森正義先生による乾杯で始まりました。 |
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