建築家からの一言
岸和田市中之浜という所にこの家は建った。夫の生まれ育った町内である。妻は大阪市住吉区の下町で育った。2人共性格はオープンで何もかくさずストレートに自分達の要望を設計者に話した。ご夫婦と同年代の設計者はとても馬が合いプランニングも一回目でほぼ決まった。工事費を押える為建物を直方形にして切妻の屋根を掛け、玄関も庇を1枚付けただけ。奥深い玄関土間からホールなしで直接大きなリビングに入る。このリビングは来る人を拒まないご夫妻の性格そのままに仕上り、設計者も内心『仲々良くできたなあ。』と感心している。2階に寝室が3ヶ所あり全て引戸にし、1階で大きな声で呼べば全ての部屋に聞こえる位の距離感で生活できるようにした。(リビングは吹抜になっている。)設計者は野蛮なだんじり祭が嫌いだった。しかし毎年9月15日に今年で3回目の祭にいくつもりだ。この夫婦に、この家に、だんじり祭にどんどん嵌っていくようだ。
建築主からの一言
普通のごく普通の私たちがお家を建てた! ひょんなことから家を建てることになり新川ファミリーは大騒ぎ! ほんの少し衣・食・住にこだわりを持っていたご主人様なのに、こと家のことになるとビビッテしまい「ハウスメーカーで建てる」と言い出す始末。そして「建築家の先生に頼む人は、芸能人かお金持ちの人や!」
ほんまにそうやろか? 私は必死で住宅雑誌を読み漁り、とうとう"暮らし方研究会"を見つけました。普通のサラリーマンでも、ごくごく普通の小市民でも、自分の身のたけにあった家を建てれるんや!
"暮らし方研究会"は全面的にサポートしてくれました。一度皆さん、我が家にも遊びにきてください。 |
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