建築家からの一言
長屋が多く残る東住吉の一角に建つＩ邸は、間口4.8ｍ、奥行18ｍの南北に細長い敷地である。駐車場を設けながらも、明るく住まうことを望み２階を持ち出す形状を採用。居間・食堂・台所・水まわりを２階にまとめることで家事動線を少なくし、1階と3階には個室スペースを確保。2階吹抜けに面した引き戸を開くことで居間と3階部分が繋がり、家族の気配と一体感が感じられる。天井まである3階の引き戸は開けておくことで部屋の広がりが感じられ、建具を1階へ移動することで部屋の間仕切り方を変え、家族の成長に合わせてスケルトンインフィル的に状況変化対応を可能とした。アプローチに植えた大きなヤマボウシは居間から眺めることができ、春には白い花が咲き四季の変化を楽しませてくれる。 |
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