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南側外観、奥の建物が実家 |
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セミナー風景 |
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奥様から一言 |
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伊藤嘉材木店の伊藤社長から一言 |
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今回はご実家敷地内の駐車場跡地にコンパクトな新居を新築されたMさん邸において建築セミナーが開催されました。立地は東大阪市の西端で伝統的な町家風情が多く残る古くからの住宅地内です。敷地はご実家の一部の22坪、基礎は地盤調査で耐力が必要と分かりコンクリートのベタ基礎とし、建物は木造軸組工法2階建てで外装をガルバリウム鋼板とし、延床面積は19坪プラスガレージです。
お向かいには声をかければすぐの所にご両親のお住まいがあります。
若い娘さんご夫婦の願いが一杯詰まった我が家が出来上がりました。設計を担当された新井律子氏から施主ご夫妻との最初の相談から実施設計に至るまでの打ち合わせの様子など、お洒落な螺旋階段を上がった2階のリビングダイニングでセミナーが始まりました。
「約10年前にMさんのご両親宅を暮らし方研究会のサポートで新築させて頂いたんですが、この駐車場跡地に今回は娘さんご夫婦の新居として新築されました。ご両親宅は生活空間に古材を梁として用い、ゆったりとした無垢の木の階段、漆喰壁に横板囲いのウッドデッキがある自然な住宅でした。今回は娘さんご夫婦の希望が白と黒を基調としたお洒落感覚を取り入れたモダンな住宅として設計を始めました。コンパクトな面積の中に白い塗り壁、黒の螺旋階段、2階にはシルバー色のアイランドキッチンと白の造作収納、生活感を抑えた黒ベースのタイルには床暖房と若夫婦のための家作りとしました。又、将来の子供部屋増築計画やお隣の実家の片流れ屋根の勾配と合わせるなどして配慮もしました。」
モダンな住宅とお隣のご実家との明確な違いが不思議と落ち着きも与えてくれています。
施工は(株)伊藤嘉材木店さんで、伊藤社長から「いやぁー、10年前にはお隣のご実家の新築に携わり、そして今度は娘さんご夫婦の新居の施工をすることになるなんて月日の経つのは早いものです。娘さんは前は高校生でしたでしょうか。でも、このお住まいは最初ご実家に合わされるのかなと思っていましたが・・・こういうモノトーンも徹底するといいもんですね。納得して仕事をさせてもらいました。」と笑顔で感謝の言葉が・・・。
Mさんご夫婦は若いご夫婦ですが「隣の実家の木の雰囲気も大好きです。嫌だからモノトーンの家にしたのではなく、大好きな実家があり、そして違った雰囲気の私たちの家が欲しかったんです。実家も大好きですから(笑)・・・。」としっかりした考えで進められました。夢の螺旋階段も通常は結構コストが掛かる階段ですが、東大阪の近くの鉄工所で合理的にコスト管理出来て実現となったようです。
若くしてお気に入りの新居で生活をスタートされるご夫婦にこれからもこの住まいを育てていって頂きたいと思います。
施主ご家族の皆様、参加者の皆様ありがとうございました。
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文/高藤正道
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