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セミナー風景 |
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山中三方園の山中さんより造園の説明 |
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ご主人から「庭造りへの思い」 |
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奥様手作りの「ケーク・サレ」 |
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庭に出て、樹木の説明 |
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今回のセミナーは、昨年の8月末に第117回セミナーとして開催された、名張市の熟年向け住宅プラン「日本の民家」のパイロットハウスで再び開催されました。当日はまだ少し肌寒い天候でしたが、宇陀川に面した雄大な日本瓦の寄せ棟屋根、杉の木をふんだんに使用した室内、そして日本画家であるご主人が描かれた作品に出迎えられ、暖かくゆったりと流れる時間の中、セミナーは始まりました。
最初、「日本の民家」の開発・設計者である新井律子氏によるパイロットハウス建設後の「素朴」をキーワードとした改善案の発表がありました。杉の木の特性や構造躯体について詳しく説明をいただき、皆さん真剣に話に聞き入っておられ、納得されていたようです。特に、杉の厚さ6センチの床材には皆さんびっくりされていました。早速、「杉の木はいい、やわらかくて足が疲れない」と感想を語っておられる方もいました。
続いては、造園について山中三方園の山中氏より「造園とは…」について説明をいいただき、庭造りの奥の深さを実感しました。その後、参加者の皆さんと外に出て実際に植えられている植物の生態など、興味深いお話を聞かせていただきました。庭に植木が入ってより一層家が引き立てられ、住まいとしての完成度が高まったと感じられました。
ご主人曰くの「家は引き算、庭は足し算…」の答えが、家は素朴に簡素に…、庭は予算をかけてそれなりに…が、家と庭が互いに引き立てあいバランスを良くし、暮らす人にも見る人にも安定感と落ち着きを与えるのだな…と感じられた次第です。
セミナーも終盤になりティータイム!施主奥様お手製の料理をいただきましたが、「ケーク・サレ」と言うフランスの塩ケーキで、朝食やランチに最適の料理だそうです。初めて見る料理で味もすごく美味しく、参加者の皆さんは興味津々で、奥様に色々と尋ねられていました。美味しい料理をありがとうございました!
最後に、セミナーに参加された皆さんは普段の生活と異なる時間の流れを体感いただいたことと思います。帰路では、どんな会話をされたのでしょうか?
皆様、本当にありがとうございました。
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文/中澤弘一
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