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建築家からの一言
2年前から「ウッディランド倶楽部」と共同プロジェクトを組み、熟年向け住宅プラン「日本の民家」を計画、この程名張市に第1号の民家が完成しました。
田舎を訪れその佇まいを目にすると、なぜか懐かしさがこみ上げ、郷愁を感じ、心が和む、そんな日本の農家をモチーフにしました。
民家は「常民の家」として主に農民が暮らす家…の意があります。古来より日本の民家は質素で素朴であるが、寄せ棟の大らかで安定感に溢れた屋根勾配と外壁の直線が絶妙のバランス感覚を醸し出す外観が特徴的です。
「日本の民家」は仕事をリタイヤし、里山で素の生活に戻りたい熟年夫婦に、何にも増して仲良く暮らしていただくため、現代のライフスタイルにも適応可能なプランとしました。平屋建・延べ床面積24坪は、先人の言葉にある「人は自然に遠慮して、小さく慎ましく暮らすべし!」と言う理念に基づきながら、独立した子供が孫たちを連れて帰られる“実家”を彷彿とさせる広さと機能を併せ持たせました。
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