所 在 地 / 京都府相楽郡南山城村
建物用途 / 別荘
構造・規模 / 木造軸組工法2階建
敷地面積 /

約4000坪

延床面積 / 27.44坪
※天井高1.4m以下の部分を含む。
第89回セミナー


設計 / 新井律子建築設計事務所
施工 / 株式会社山本建築
監修 / WOODYLAND

建築家からの一言

施主は会社を定年退職しセカンドハウスとしてこの山小屋が建てられた。山小屋ライフを楽しむのにふさわしく、何でもご自身ですることができ、また、それが楽しみでもあるとか…。今後、風呂場の脱衣場から出入りする露天風呂を自ら造る計画もある。
研究会の出版物である —今、本質のライフスタイルを求めて—「やさしさを生きる…」に登場願った老建築家の吉村さんの自宅と同じ方式を採用した。壁、床、天井のすべてが6×12センチの実(サネ)加工された杉材で構成され、外部の壁が内部の壁、1階の天井が2階の床である。断熱材は一切使用されていない。基礎・屋根・設備以外は、ほとんどが大工さんの手で造られ、電気配線・設備配管も露出されたままである。
屋根は通気垂木で風を通す形にはなってはいるが、暑さ・寒さなど不便な点はたくさんある。しかし、自然の中で自然のままのシンプルな生活を楽しんでいただけたらと思うし、十分に楽しめる山小屋ではある。

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