暮らしの読み物

部会や倶楽部の会員の方々のご協力により寄稿されました。
論文あり、旅あり、食あり、涙あり…と、示唆とウイットに富んだ内容をお愉しみください。


地下足袋日記   1   2   3   4   イギリス編
「遺伝子の命ずるままに 住吉高灯篭建立の奨め」   1  (PDF形式)
味読「やさしさを生きる…」   1   2   3   4   5
ロハスライフ   1
あかりと遊ぶ   1   2   3
アイビー文化を楽しむ   1   2   3   4   5
やきもの小話   1   2   3   4   5   6
35日間の熟年夫婦の旅日記   1-1   1-2   2   3   4   5   6


地下足袋日記-2
江夏大三郎 サポート会員・江夏庭苑事務所代表

12月も半ばに入り得意先の現場が毎日変わり、年末の手入れも最盛期に入っています。11月末から12月に入ると庭の落ち葉が美しく紅葉し始めます。あまりに美しかったので、剪定をする前に写真を撮りました。
写真-1
≪写真-1≫を見てもわかるように、同じモミジ紅葉も木々によって紅葉の色の違いがみられます。日当たりや風通しなどの条件の違いによって変わると思われます。モミジは樹冠の方が先に紅葉するようです。シダレモミジは早くも落葉しています。
写真-2
≪写真-2≫は、色々な樹種の紅葉です。樹種によって紅葉の色が異なっています。八重桜、ヤマボウシ、ロウバイ、白ヤマブキなどが写真です。

季節の植物


 冬に入ると、春、夏、冬と比べると花の咲く種類は少なくないですが、冬は冬なりの花が見られます。
写真-3
写真-4
写真-5
≪写真-3.4.5≫ 生垣に咲いたサザンカ(ツバキ科)です。めったに野生のサザンカは見ることはありませんが、暖かな地方の山地に生えています。市販されているのは品種改良され、色々な形や花色があります。花の時期は10月半ばから品種によっては2月まで開花しています。
写真-6
≪写真-6≫は、鮮やかな赤色のヤブツバキ(ツバキ科)です。海岸近くの山地に多く自生しています。また暖地の山地にも生えています。庭木としては古くから用いられています。常緑の濃い緑の葉で、庭の中に存在感を発揮します。雑木主体の庭でも椿や他の常緑樹はなくてはならない植木です。
写真-7
≪写真-7≫は、茶の木の花です。12世紀頃、中国から栄西禅師が持ち込んだと言われていますが、その後日本で広まりました。当地、宇治、では山の中に自生しているのが見られます。秋から12月末まで、白く小さな花を見ることができます。私どもは庭の根締めの木として植栽することがあります。一般的にはあまり用いられませんが、面白い植木だと思います。
写真-8
≪写真-8≫は、白い侘助椿(ツバキ科)です。ツバキと茶の木の中間的な存在です。園芸的に改良されたものと思われます。花色は赤色もあります。茶道での茶花として用いられます。筒型の花の形でかわいらしい感じがします。
写真-9
≪写真-9≫は、赤い実のついたソヨゴ(モチノキ科)です。6月頃に白い小さな目立たない花を白い花をつけます。秋の終わり頃から実が赤くなり始め、目立つようになります。雑木の庭をよくマッチする常緑の木です。ある時ソヨゴの大木を手入れしていて風が吹き、梢がカサコソと乾いた音を立てました。ソヨゴの名は梢の風音の“そよぐ”から名付けられたのではないかと思ったほどです。
写真-10
≪写真-10≫は、白ヤマブキ(サクラ科)の実です。秋になり白ヤマブキは黄葉して黒い実を見せます。5月に枝先に白い花を1個つけます。黄色い花のヤマブキは花数が多くにぎやかな感じがしますが、白ヤマブキは落ち着いて清楚な感じがします。

 次の3枚の写真は、春を待つ樹木の花のつぼみです。花の時期に花の写真をご紹介します。
写真-11
≪写真-11≫は、ロウバイ(ロウバイ科)の花のつぼみです。
写真-12
≪写真-12≫は、アセビ(ツツジ科)の花のつぼみです。
写真-13
≪写真-13≫は、キブシ(キブシ科)の花のつぼみです。
写真-14
最後に≪写真-14≫は、当地の近所で見かけた柿の実の実った里山の景色です。落葉して実だけが枝に残り秋の深まりを感じさせます。
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